Calibre ROYAL

Calibre ROYAL(EPM01)

他に類を見ない
完全自社研究開発ムーブメントCalibre ROYAL(カリブル ロワイヤル)とは?

「フレンチ マニュファクチュールの復活」を命題として、5年の歳月をかけてペキニエ社が独自研究開発した完全自社開発ムーブメントCalibre ROYAL(カリブル ロワイヤル)。
完成に至るまでに279枚のオリジナル図面、150ケのオリジナル金型/工具を製作しました。事実、総部品点数318のうち、316ケが完全オリジナルパーツとなっています。
開発コンセプトは「機械にかかるストレスを極限まで無くす。パワーロスを極限まで無くす。」

そして革新的な機構を有する全く新しい唯一無二のムーブメントが誕生しました。

「フレンチ マニュファクチュールの復活」

それは、「時計史に於けるフランスの重要性」を証明し将来に伝えていくミッションでもありました。
2011年の発売開始以来、未だ年産700本の希少性により「知的存在」の魅力が更に引き立てられます。

Calibre ROYAL(EPM01)の機能

1.グランド・バレル

1.グランド・バレル


世界初、国際特許2件取得並外れた大きいバレル(香箱)による、並外れた等時性
およそ250年間も基本構造が変わらずに今日まで続いてきた動力機構の概念を覆す新駆動方式“センターシャフト・ドライブ”。ペキニエ社が独自開発したこの新駆動方式は今まで不可能とされてきた高トルク ゼンマイを搭載しながらも輪列のブレ/ズレ、ストレスを極限まで無くす事に成功した画期的な駆動方式です。“センターシャフト・ドライブ”により、大きなシングルバレル(グランド・バレル)でパワーリザーブ88時間、72時間の等時性確保を実現しました。
2.非モジュール式ムーブメント

2.非モジュール式ムーブメント


世界初フラット3ディスク・ジャンピングデイデイト、パワーリザーブ インジケーター、高精度ムーンフェイズ、GMTインジケーター、デイ&ナイトインジケーターといった機能を有しながらも、モジュールを載せない、いわゆる非モジュール式単層型メインプレート(地板)を独自開発。
様々な機能を入れ替える事が可能な設計となっており、また、パワーロスを極限まで無くす事にも成功しました。非モジュール化実現の為、このメインプレートは超複雑な設計となっており、厚さ5.88mmでありながら140もの階層に分かれています。
3.フラット3ディスク・ジャンピングデイデイト カレンダー

3.フラット3ディスク・ジャンピングデイデイト カレンダー


世界初、国際特許3件取得カリブル ロワイヤルの証
革新を証明する独自開発のカレンダー機構。
3枚のディスクを有するビック・デイデイト表示でありながら、各ディスクの段差が無く、0:00に瞬時に切り替わる(注!)ジャンピング機構、リューズ操作のみで“日”、“曜日”の早送りが可能とし、何時でもカレンダー ディスクの早送りが可能(カレンダー操作禁止時間帯無し)、調整時の煩わしさを排除、尚且つ高い視認性も併せ持つ、他に類を見ない優れたカレンダー機構です。(注!)許容範囲0:00前後5分。
4.複合型リューズ

4.複合型リューズ


国際特許2件取得使用者にストレスを感じさせない、ユーザー・ファーストな設計
4つの操作を集約したリューズ

1.巻き上げ 2.時刻合わせ 3.日付合わせ 4.曜日合わせ

リューズによる巻上げは、手動巻き上げの確かな感触を得られ、瞬時に手動システムに切り替わる事で自動巻き上げシステムにダメージを与える心配がありません。
カレンダーの日付調整はリューズを1段引き状態で上、曜日の調整は下に回すことで早送りができます。
同時に確かな感触が指に伝わってくるのも高度な技術の証です。
5.高精度ムーンフェイズ

5.高精度ムーンフェイズ


国際特許1件取得ムーンフェイズ ディスクの歯数を精緻な135枚設けることで、新月・上弦の月・下弦の月・満月の1周期は29日12時間45分となり、実際の月の周期(29日12時間44分2.8秒)に限りなく近づきます。誤差が1日分に達するには約122年と半年かかる事になります。

一般的なムーンフェイズ・ディスクの歯数はカリブル ロワイヤルの半数以下の59枚で、およそ2年7ヶ月20日で1日分の誤差が生じます。

リュー ロワイヤルの縦にセットした大型なムーンフェイズは、高い視認性を確保しつつ、ロワイヤル コレクションのアイコンにもなっています。

また、機能はそのままに調整ホールの配置変更も可能としています。
6.パワーリザーブ インジケーター

6.パワーリザーブ インジケーター


国際特許取得(グランド・バレル部に付随)唯一無二の駆動方式“センター シャフト・ドライブ”の採用によりシングル バレルで約88時間のロングパワーリザーブを実現しました。

このインジケーターには<ISOCHRONISME イソクロニズム>(等時性)を意味する言葉が添えられています。これは、総持続時間88時間のうち、フル巻き上げ状態から72時間まではトルクが低下しません。つまり等時性を保証している事を意味します(72時間以降の残り16時間はトルクが徐々に低下していきます)。

カリブル ロワイヤルはフル巻き上げ状態でなくとも<ISOCHRONISME イソクロニズム>(等時性)確保の範囲以内ならば精度低下を心配しなくてもよい、利便性の高い設計となっています。

注!)真にフル巻き上げになっていない状態から放置した場合に限りインジケータ針は「0」に届きません。
不具合ではございませんのでご留意ください。

7.ロービート設計

機械に余計なストレスをかけないというコンセプトから必然的に採用された毎時21,600振動。
ロービートでありながらも大口径バランス ホイール(直径9mm)、フリースプラングを用いる事で高精度を保ちます。バランス ホイールは2点止めブリッジに支えられ、堅牢性にも優れます。

Calibre ROYAL スペック

巻き上げ方式
自動巻き(両巻き)
総部品点数
318ケ
石数
39石
駆動方式
センターシャフト・ドライブ、シングルバレル
振動数
21,600振動/毎時(6振動)
パワーリザーブ
88時間(フル巻き~72時間まで等時性保証)

主な機能

フラット3ディスク・
ジャンピング デイデイト
・0:00(許容範囲前後10分)に瞬時に日付/曜日が変更
・調整時間帯の規制なし(通常、22:00~3:00間は調整禁止
・横並び3枚ディスクの段差なし
パワーリザーブ インジケーター
/
高精度ムーンフェイズ:
122.5年で1日の誤差(歯数 135枚)
※一般的なムーンフェイズ:
2年7ヶ月と20日で1日の誤差(歯数 59枚)

Calibre Royal Manuel (EPM02)

Simple makes a beauty.

EPM01最大の特徴(センターシャフトドライブ方式)を残しつつ、付加機能全ての「削ぎ落し」を図った超シンプル手巻き時計です。
バレル以降の輪列方向を新たに設計し、6時位置に4番車(スモールセコンド)を配置した、ペキニエ マニュファクチュール第2のキャリバーです。
巻き上げ方式
手巻き
石数
21石
駆動方式
センターシャフト・ドライブ、シングルバレル
振動数
21,600振動/毎時(6振動)3Hz
パワーリザーブ
約100時間(フル巻き~72時間まで等時性保証)

Calibre Intial (EPM03)

フレンチ・マニュファクチュール第二章の始まり。

フランス時計産業の再興をより一層促進させるため、機能追加を見越し多様性重視の
「モジュール式ベース・キャリバー」を新たに自社開発しました。
ペキニエ マニュファクチュール第3のキャリバーです。
巻き上げ方式
両方向自動巻き(自社開発ラチェット式・国際特許取得))
石数
21石
駆動方式
バレル ドライヴ(一般的駆動方式)
振動数
28,800振動/毎時(8振動)4Hz
パワーリザーブ
約65時間
機能
ストップセコンド/瞬時切替式カレンダー(国際特許取得)